かぐや姫は日本の正統な女神だった?

おとぎ話のかぐや姫

あらすじ

山から竹を取ってきて、加工製品ににして売り、生計を立てていた老夫婦のもとに、竹から生まれた女の子を授かるという出だしの物語。

みるみる美しく成長したかぐや姫は、帝や有力な貴族から結婚を迫られるが、無理難題を出し結婚には否定的。

じつは、前世の罪により、月を追放されたかぐや姫は、ようやく許されて、月の世界へ帰らなければならなくなった。

そうして、満月の夜に、月からの使者に記憶と感情を消されて月へ帰っていくというおとぎ話。

かぐや姫とは何者だったのか?

『もちろん宇宙人です。』

で、済ませてしまうと、ここからのお話が台無しです。

もう少しおつきあい下さい。


どうやら、実際にあった出来事を、SFファンタジー色を強めにして脚色されたおとぎ話だったのではないかと、都市伝説界隈をにぎわしているようだ。

その考察が面白かったので、紹介します。


かぐや姫の話に出てくる登場人物を、古事記に登場する神々に当てはめても、違和感が無いというのだ。

そもそも、古事記が創作でしょ?

とはいうが、【現存する物的証拠】、【遺跡や古い神社に残る遺物】、【各土地に言い伝えられている伝説や伝承】などをまとめると、どうやら国を造った人々を神様として描いたのが古事記なのではないかと思えるのだそうだ。

年代不明、作者不明のこの【かぐや姫の物語】が実際にあったとしたら、どのような人間ドラマがあったのだろうか?

日本の昔の風景

統治王と祭祀王

まず、古代日本が戦争をすることなく平和に暮らしてきたらしい事が、出土する遺物や遺体から推測できるそうです。

どういうことかというと、まず大怪我をして埋葬された人の数が極端に少ない事と、武器らしきものが見つかっていない事がその根拠のようです。


昔の日本は統治王と祭祀王が2人1組で運営していたというのが、中国の書物『魏志倭人伝』で明かされている。

『卑弥呼』という人物は、またの名を『日の巫女』といい、祭祀王として存在していました。

年代をすり合わせると、8代目孝元天皇の娘さんの『ヤマトトモモソヒメノミコト』という人が卑弥呼であり、おばあちゃんになるまで祭祀王として国を平定していたと考えられています。

この『ヤマトトモモソヒメノミコト』さん、名前の中に『モモ』とあるように『桃太郎』のおばあさんという話もある。

この卑弥呼さんが亡くなり、男性が祭祀王を始めると、とたんに戦争が巻き起こり国が混乱するので、第10代:崇神すじん天皇の娘『台与とよ』こと『トヨイリスキヒメ』が祭祀王になり『大和大乱』の争いを収めたと言われています。

かぐや姫は歴史から消された!

最初の統治王と祭祀王『イザナギ』『イザナミ』

古事記で、最初に地上にやってきたのが『イザナギ』と『イザナミ』という統治王と祭祀王だと仮定しておきます。

3貴神

3貴神とは『アマテラス』『スサノオ』『ツクヨミ』の3柱のことを指して言います。

なぜこの3人の神様が特別視されているのか、

それは、【古事記を書いた人】にとって大切な祖先だったからではないかと推測します。

宗像3女神

宗像むなかた3女神とは、アマテラスとスサノオの喧嘩のどさくさで生まれますが、そのあとの記述が一切ありません、ですが、なぜか全国各地の神社で大切に祀られています。

つまり、日本神道においては大切な中心人物なのは間違いが無いが、記紀では記載しない事になっているのです。

重要人物なのに書けない極秘事項なのかな?と想像だけが膨らんでしまいます、

その存在は1部の人間だけに口伝や言い伝えとして伝えられています。

間違いなく、アマテラスとスサノオの血を引く祭祀王でしょう。

宗像大社:福岡県宗像市にある宗像3女神を祀る総本社

日本全国に7,000以上ある宗像信仰の総本山である。

裏伊勢とも呼ばれ、知らない事が逆に恐ろしく感じる。

書けないほど大切な存在

宗像むなかた3女神が書けないのだから、その血脈を詳しく書いたものは存在しない。

と、思われていたのだが・・・

現代になり、2000年以上前の言い伝えを現代でも伝えて残している人たちが次々に現れて、YouTubeなどで再生数に憑りつかれている。(笑)

その内容を要約すると、次々に重要人物が浮かび上がってきた。

古事記で1回だけ登場して消える神様ほど最重要人物ということだろうという考察がされています。

だって、いらないモブキャラを大事なところで入れる方がおかしいんです、

現代へ続く伏線回収が始まっているのではないかと思うとワクワクしてきます。

かぐや姫の正体

アマテラスから受け継がれる男系女子だんけいじょしが祭祀王で書物には書き残せないのだとすれば、

宗像3女神の娘が『下照姫したてるひめ』だと推察できて、

その下照姫の娘が『御歳神みとしのかみ』という事が判明していて、

下照姫の長男の名前が『大香具山かぐやまみこと』として初代天皇に仕えている事が歴史書がまともであれば、そのような考察ができる。

そのタイミングで隠されしお母さん『下照姫』が『香久山姫』と呼ばれたと書いてある文献があるのも事実

初代天皇、つまりみかどはこの血筋と結婚がしたかったのではないだろうか?

『御歳神』こと『かぐや姫』すなわち正統な日本の『祭祀王』との政略結婚がしたかったのではないだろうか?

かぐや姫が背負っている罪とは?

かぐや姫が背負っている罪とは、おとぎ話の中では『前世の罪』で追放されたといっています。

かぐや姫の父方、つまり『下照姫の旦那様』のおばあちゃんを見てみるとなんと『ツクヨミ』で、『スサノオ』と『ツクヨミ』との間の子供がお父さんだったのです。

ツクヨミは夜の神、月の民の祭祀王でしたが、アマテラスとの権力争いに敗れて東北の地に逃れて月の都を建国しています。

つまり、おばあちゃんが『アマテラス』『スサノオ』との派遣争いに敗れて、東北の地へ追放されたんだということを言っているのだとしたら・・・

かぐや姫の行方

こうして見てみると、かぐや姫が政略結婚の道具で、めっちゃドロドロぢゃん!と思えてくる。

いや、なんか政略が行き過ぎて可哀そうだけど、この時代では当たり前の出来事なのかもしれませんね。

現代でも権力者の間ではそういった事が起きていないとは言えません。

余談

現に、私の姉は地主と言われている家の跡取りと恋愛をして、いざ結婚と言う段階で相手方の親が『うちの息子にはふさわしくない』という理由で破談になっています。

うちの姉は50になり、未だに貞操を護り約束の日を待っています。

こうなると、竹取の翁はかぐや姫を守り、月の都へ逃がして隠したという事が濃厚になります。

現在明かされていて、辿れる伝承はここまでなのですが、月の民が持っている情報が開示されたとき、現在もなお『かぐや姫』の血を受け継ぐ祭祀王が現代によみがえり、争いなどない世界を切り開いてくれるのかもしれませんね。

人物相関図

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