某まんがの中に出てくるキャラクターが発した言葉です。


自分よりも圧倒的にセンスのある相手に対して、負け惜しみともとれる言葉でした。
そのキャラクターの所属する高校は、全国大会の地区予選会の準決勝で敗北をし、高校バレーボールを引退する事となりましたが、高校を卒業して海外へと修行の旅に出て、のちに全日本と対戦するまでに成長を遂げたのです。
センスとは?
『あの人はセンスがある!』
『センスいいね!』
などと言いますが、『センス』とはいったい何を指しているのでしょうか?
PCについて勉強をしていて、あるデザインの本の中に、
『センスとは、知識の量と言い換えていいと思います。』
といった記述があり、本当にそうなのか?と疑問に思ったわけです。
確かに、知識が豊富であれば、引用できる事柄が多くなるでしょう。
引用できる事柄とは、つまり、自分の中の引き出しです。
しかし、センスのいい人間は、その蓄えた知識を考えることもなく、簡単に、かつ自動的に引き出せるのではないでしょうか?
また、その知識を蓄えるという行為を苦痛に感じないセンス。
裏を返せば、楽しみながら知識をどんどん吸収できる事が、センスが良いと言えるのでしょう。
私が思うに、センス=IQだと思います。
IQとは?
インテリジェンス・クォーシェント(intelligence quotient)の略がIQです。
インテリジェンスとは知性、知能といった意味で、
クォーシェントとは算数の割り算のこと。
なぜクォーシェントになったのか?は『IQとは』で調べてください。
IQとは、単に頭がいいというより総合力。
『論理的思考』『言語化能力』『空間認知』『数学能力』といった様々な能力の合計値といった感じです。
すなわち、1夜づけでテストの点を上げる事も、バレーボールが上手な事も同じIQなのです。
そこに得意分野とそうでは無いものが混在しているだけなのです。
テストの点が悪い=IQが低いとならないのは、そんな理由なのです。
お笑いのセンスについて
まず、人はどんな時に笑うのか?を、教えられなくても分かっている人もいるでしょう。
また、脳科学において、笑うという事について知識のある人もいるでしょう。
お笑いにおいて、『言語』と『動き』『表情』などと並び大切だとされるのが『間』だったりします。
『言語』一つとっても、どのワードをチョイスするのか?
また、今の状況ならば『擬音』が適切か?
『造語』が良いのか?どんな造語が適切なのか?
センスのいい人間ならば、瞬時に閃くのでしょう。
いや、ひらめくといった段取りも無視して行動しているでしょう。
『天然』や『不思議ちゃん』と言われる人は考えて行動しているのではないのですから。
センスは磨くもの?の結論。
以上の考察を踏まえ、結論としては。
センスがある、無いに関しては、ある!
しかし、『知識量を増やすこと』が『センスを磨くこと』と同義だと結論付けます。
つまり、センスが無くても熟考して出てきた良いものは、センスが良くみえる瞬間がある。
センスの良い人間が瞬時に出したモノも確かにいいでしょう。
しかし、センスの無い人間のたくさんの知識の中から組み合わせて出したモノだって、評価に値しないなどという事は無いでしょう。
その成果物がいずれ天才の手によってより良い形に加工されるかもしれません。
大谷翔平は野球の天才かもしれませんが、野球に代わるスポーツは考え付きません。
たぶん(笑)
よって、我々凡人にできることといえば、センスを磨いていくことなのではないでしょうか?
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