マイクロプラスチックの毒素

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イェール環境学校の記事より引用

前回のタイヤ交換はいつでしたか?

自動車などの重要で必要不可欠な部品『タイヤ』

タイヤと言うのはご存じの通り、消耗品です。

使えば使うほどすり減り、放置していても太陽光や酸化によって劣化は免れません。

タイヤの点検、交換は車の点検の中でも最重要といっても過言ではありません。

アスファルトをタイヤで切りつけるby小室

そんなタイヤですが、走れば走るほどすり減ってしまうのは仕方がない事なのです。

むしろ、すり減らすことを前提に作られています。

これは、『地面との摩擦を利用して走る発明』が原因であり、今の技術では一番効率のいいものだと考えられているからです。

すり減ったタイヤはどこへ?

タイヤって、消耗品のくせに、結構な値段します。

せっかく買ったタイヤのすり減った分は、いちいち回収してませんよね?

目には見えないゴミとして道路にまき散らしているのが現状です。

そのゴミかすは、雨が降れば河川に流れていき、いずれ海に流れ着きます。

冒頭の論文によれば、海洋に堆積しているマイクロプラスチックのほとんどが不法投棄などのプラスチックが細かく砕かれたものではなく、タイヤ由来のカスである可能性が高いと言っています。

止める手立てはあるのか?

人類の偉大な発明の1つに車輪の発明というものが良く取り上げられます。

確かに運搬、輸送手段として大きく貢献をしてきました

昔のバイアスタイヤというものから、より破損しにくいラジアルタイヤが発明され、使用されるゴムもより耐久性の高いもの、劣化しにくいもの、快適なものがっ研究開発されて大量に生産販売されてきました。

だがしかし、『あれ?』と気が付いたときに、立ち止まる勇気が人類にあるのだろうか?

もはや物流を止める事は出来ない。

良いものを安く、大量に売ることで利益を上げている資本主義社会で『ちょっとまった!』ができるのだろうか?

知らない事が多すぎる!

マイクロプラスチックと言うから、てっきりプラスチック製品を減らすことが正義だと思っていましたが、輸送に不可欠なタイヤがまさか毒をまき散らしていたなんて、知らない現実でした。

隠していた訳では無かったのでしょうが、疑いがあるというのであれば、早急に代替品に移行していく決断が必要だ。

しかし、化石燃料から原子力への移行すらままならない今の状況で、人間様の都合のいい技術を手放すのは簡単ではないでしょう。

タイヤの産業で儲けている所は特に嫌がるでしょう。

嫌がるのはダメな事とは思わない。誰だって自分が不利になると思ったら嫌ですもの。

嫌だから元に戻すのがいけない!

そこから発展させ、より良いものを開発して発展してきたはずです。

人類全体で開発、発明、発展のヒントを探って、その妨害などが起こらない事を願います。

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